『上海明烏』…… ちょっと、ちょっと! 助けてください! 源兵衛さん、太助さん!
∞
それでは写真ではなく絵を褒めてしまっていることになる。
そう、汚れてしまっているものを汚れているように描く、その強く逞しい率直さとでも言えるものに、心を揺さぶられてしまったことを隠さずに言ったまでであった。
∞やはりまだ
女の声はへばりついてくる
さっきまで真っ白だと思っていた視界は
いつの間にか激しい黄色に変わっている
このままどうなるのか
想像もつかない
先ほどから生まれてからこの方ないほどに
頭を使ってあらゆる状況を想定するのだが
噂のに聞く走馬灯のようなものすら見えはしない
このまま死ぬという事はまずないのだろうか
そしてこれは明らかに
夢ではないと感じている
∞